面白い絵本に出会った!大人も楽しめる算数・数学の【厳選3冊】

B!

 

子どもたちに今まで絵本を読んできた中で、これは面白い!!と思った

 

「数学・算数絵本」厳選3冊を紹介します。

 

「さんすうサウルス」

 

 

さんすうサウルスの概要!
算数の楽しさや便利さを恐竜が教えてくれる絵本です。卵から生まれたときから、いつでもどこでも算数三昧の算数大好き恐竜。自分の指を数え、弟と食べたものを比べ、自分の歯を掛け算で計算。足し算や引き算などの加減剰余だけではなくグラフや図形なども・・・ 掛け算や割り算なども入っているので、わかりにくい内容もありますが難しい計算は入ってなくてテンポがいい。 地面が割れて取り残された妹を、さんすうサウルスが助け妹達も算数の大切さに気付き、一緒に算数を学んでいきます。お母さんは算数のことを何もわからないけど、「うらーうらー(笑)」って笑顔で見守っているのもいいです。

 

内容は、可もなく不可もなくって感じで、さんすうに関係した絵本やな!って思うと思います。

 

 

私がビックリして面白いと思ったのは、最後のページです!!

 

アインシュタインもびっくり!

 

 

最後のページをよくみると、さんすうサウルスが地面に

 

\(\LARGE{E=mc^2}\)

E = mc2(イー・イコール・エム・シー2じょう、英: E equals m c squared)とは、 エネルギー E = 質量 m × 光速度 c の2乗 の物理学的関係式を指し、「質量とエネルギーの等価性」とその定量的関係を表している。アルベルト・アインシュタインにより、特殊相対性理論の帰結として、1905年の論文『物体の慣性はその物体の含むエネルギーに依存するであろうか』[1][注 1]内で発表された。

アインシュタインの相対性理論で有名な物理式!!

 

 

 

を書いていて、他にも

 

 

\(\Large{v=\frac{dx}{dt}}\)

 

 

 

さんすうサウルスの算数レベルはページをめくるたびに進化しているが最後のページだけは明らかに算数じゃない!!(笑)

 

 

  • 数学サウルス
  • 物理サウルス

 

 

どちらに進化したのか・・・。  大人には続編が気になる絵本です!!

「1つぶのおこめ」

 

一粒のお米の概要。ネタバレあり。
あるインドの王様は、飢饉になったとき国民に配れるようにと、国民から米を集めていた。ところが飢饉になっても国民に配ろうとしない。それどころか宴を開こうとし、蔵から米を運ぼうとした。その時米の袋からこぼれた米を、正直に返した娘に、王様は褒美をとらせることになり…。一粒が二粒になり、四粒になり…。

 

ケチな王様にラーニが望んだ褒美は

 

きょうは、おこめを1つぶだけ。そして、30にちのあいだ、それぞれまえのひのばいのかずだけおこめをいただけませんか?」

おこめの計算
1日目 1粒。
2日目 2粒。
3日目 4粒。
4日目 8粒。
・・・・・・。
・・・・・・。
30日目  ????

 

 

指数関数の脅威が絵で見られる本です!!最後のページは圧巻です(笑)

 

 

豊臣秀吉も騙された!?

日本の昔話にも似たような話があります。

 

豊臣秀吉
曾呂利新左衛門、そなたに何でも褒美を与えよう。

 

曾呂利
1日目は米1粒、2日目は2粒、3日目は4粒と前日の倍の数だけ米粒を81日間だけください。

 

豊臣秀吉
そんなものでよいのか。欲のない奴じゃ。

 

 

・・・数日後。

 

 

「秀吉様!!大変でございます。褒美を計算すると、とんでもないことに・・」

 

とんでもない理由
50日後で考えてみる。50日後には、合計1000兆粒以上となる。
1俵は約266万粒である。
1000兆÷266万粒=約3億7600万となる。
1石は2.5俵であり、3億7600万÷2.5=1億5040万となる。

 

秀吉時代の石高トップテン

 

 1位 徳川家康  255.0 万石 武蔵江戸
 2位 毛利輝元  120.5 万石 安芸広島
 3位 上杉景勝  120.0 万石 陸奥会津
 4位 前田利家    83.5 万石 加賀金沢
 5位 伊達政宗    58.0 万石 陸奥仙台
 6位 宇喜多秀家   57.4 万石 備前岡山
 7位 島津義久    55.5 万石 薩摩鹿児島
 8位 佐竹義宣    54.5 万石 常陸水戸
 9位 小早川秀秋   52.2 万石 筑前名島
10位 鍋島直茂    35.7 万石 肥前佐賀

 

 

合計約890万石 戦国時代の諸大名の石高を足しても全然足りません。

 

 

豊臣秀吉
50日後で、1億5040万石!?では、81日後は・・・。なんということじゃ。

 

 

青ざめた秀吉が、曾呂利新左衛門に詫びをして別の褒美をとらせた、というお話です。

 

 

 

他にも、暑さ0.1mmの紙43回折れば月に届くこと など一緒に話しをすると倍々の面白さが伝わるかも。

 

 

 

はじめてであうすうがくの絵本シリーズ

数学とは??と中高生の子に聞いても、

 

 

・・・難しい。頭が痛い。計算が大変。

 

 

といったことを言われそうです。

 

 

数学の間違った概念を植え付けられる前に、ぜひ読んでほしい一冊!!

 

間違った概念を植え付けられた大人にも読んでほしい!

数学とは何か?を絵で考えれる本になっています。

 

 

 

結構ページ数があり、読んであげるのは大変です。

 

 

 

しかし、中学・高校で間違った数学の概念を植え付けられた大人のほうが考えさせられる本だと思うので、自分自身が読みながら、子どもと一緒に考えてほしい一冊です。

 

 

シリーズになっていて、どのシリーズが好きかで子どもの特徴がわかるかも。

 

九九の間違った概念

最後に九九の間違った概念を紹介(笑)

 

 

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