問題集を選択するとき、考えないといけないのは
どこの大学、どこの学部を目指すか!です。
すべてが万能の問題集は残念ながらありません。使い方によっては、有能になるし、使い方を間違えれば無能にもなります。
大学受験に有名な問題集、チャート式ですが、この問題集には
- 赤チャート
- 青チャート
- 黄チャート
- 白チャート
が主に4種類あります。最近では、黒・緑・紫など様々なチャートも出てきています。
大学受験には
- センター試験対策
- 中堅国立レベル2次試験対策
- 難関国立レベル2次試験対策
と大きく3つに分かれています。
どの対策にはどのチャート式がおすすめかを、ランキング形式で紹介します。
目次
センター試験
まずは、センター試験でおススメの問題集を紹介します。
1位 黄色チャート
センター試験で満点を狙うことが十分に可能であり、なおかつボリュームがそこまで多くない。
2次試験対策にもなるし、理系の学部に行きたい人は黄色以上です。
2位 白チャート + 緑チャート
センター試験では、満点を狙ってほしいため2位にしましたが、文系の人はおススメです!!
センター試験しか数学が必要ない・私大や専門学校でセンターレベルの試験などの場合には間違いなく1位です。
白チャートだけで、6~7割程度の得点を取ることができますが、緑チャートで補填することで8割以上可能になり、効率は正直一番いいです。
ただ、9割以上ほしい人や2次試験を考えている人にはおすすめできません。
3位 青チャート
センター試験は基礎的な問題が多く、浅く広くできる問題集のほうがおすすめです。青チャートは非常にボリュームがあります。ちょっと嫌になるぐらい。
深く広くの問題集のため、2周目、3周目とこなすのが困難です。
青チャートを深く理解できていれば、センター試験レベルは間違いなく満点です。しかし青チャートを解いているのに、8割取れない人がいるのはこれが原因です。
2次試験対策(中堅国立大クラス)
次に、一般的な2次試験用の問題集をおススメします。
1位 青チャート
このレベルの試験では、青チャート以上の難問がほとんどでません。青チャートをしっかりと理解していけばまず問題ありません。
青チャートの問題を3周以上こなしている強者なら、中堅国立クラスの2次試験は余裕です。
2位 黄色チャート
3周ほど解いておけば、ほとんどの大学で6割から7割程度は得点することが可能です。
しかし、応用問題など初見では解けない問題が続く年も稀にあり5割程度になる可能性もあります。
センター重視や他の教科で強みがある方は、そこまで問題も多くなく、おすすめです。
3位 白チャート
2次試験レベルになってくれば、必ず応用問題が問われますが、白チャートではほとんど対応できません。5割取ることができれば、かなりいい方です。
合格するのに6割以上を考えた場合に、無能な問題集となります。
2次試験対策(難関国立大学クラス)
最後に、旧帝大と言われる難関国立大学の2次試験問題集をおススメします。
1位 青チャート
青チャートを十分にやり込んでいれば、問題なく戦えるレベルになります。ただその年の試験に左右されたり、大学によっては難問を全くできないこともあります。
平均点程度は可能ですが、数学で差をつけたければ少し物足りないです。
大学によって、傾向が違うので過去問や理系の問題集などで対策をすれば★×5です。
1位 赤チャート
少し前の赤チャートではマニアックすぎて、おすすめできませんでしたが、最近はマイルドになっており、青チャート+αとなっています。
青も赤も甲乙つけがたいです。
3位 黄色チャート
中堅レベルまではかなり優秀な問題集ですが、難関大学レベルでは全く歯が立たない無能な問題集となります。
これだけでは、5割は取れないです。
チャート式を使用した自身の成績
私は公立の普通の進学校出身で、高校側が黄色チャートを推奨していたので、黄色チャートを使っていました。
数ⅢCまで、3周は解きました。塾には行ってませんし、授業のレベルも対して高くありません。
二次試験 300点/400点
他の教科はほとんど勉強していないため、ボロボロでしたが数学のおかげで、国立の数学科に入ることができました。
まとめ
参考になりましたか?
簡単にまとめてみますと、
- センター8割 白 + 緑
- センターと2次試験(センター重視) 黄色
- センターと2次試験(二次試験重視) 青色
- 難関大学2次試験 赤 or 青
です。
旧帝大や理系の学部を目指す!
おすすめは青チャートです。初見では解けないような問題が多くあり、ものすごく数学の知識が増えます。
持論ですが、受験の数学力が高い人というのは、計算力が非常に高く・膨大な数学知識がある人です。知識ジャンキーになれば、受験は余裕です(笑)
ただ、青チャートは知識を増やすためと考えてほしいです。2次試験対策は過去問(赤本)で傾向をつかみ、他の問題集で対策すれば失敗する確率はグッと減ると思います。
地方国立大学を目指す!文系の学部!!
おすすめは黄チャートです。ボリュームが適度なので、やり込みやすいのがいいです。効率よく得点するには一番です。
自分がどこの大学・どこの学部を目指すか!によって、問題集は変わってきます。問題集選びは自分がどこに行きたいかを決めてからスタートします。
そして、自分が選んだ問題集と心中するぐらいの気持ちで、何度も解くことが大切です。後悔しないように、問題集をしっかりと選んでほしいと思います。受験に向けてファイト!