
大切な人が、無惨な姿で発見されてしまうのは耐えられないと思います。
そうならない為に、高齢者のための住宅用火災警報器をご紹介します。
目次
住宅用火災警報器 単体
住宅用火災警報器は、一般的には煙や熱を感知して発報するような仕組みとなっています。
熱式よりも煙式のほうが感知が早いです!
まずは一般的なものから紹介していきます。
①煙 警報器
煙を感知する煙式住宅用火災警報器。寝室や寝室のある階段に設置するようになってます。現在は2000円ぐらいで購入できます。
煙式住宅用火災警報器
検定で合格したものを販売しているので、煙の感知性能などは、値段によって変わることはないです。
お好きなメーカーを購入するので大丈夫です。
②熱 警報器
火災の熱を感知する熱式住宅用火災警報器。周囲の温度が60℃以上に上昇すれば感知します。設置場所は主に台所です。
現在は2000円ぐらいで購入できます。
熱式住宅用火災警報器
煙感知器に比べて感知が遅いので警報が鳴った時には、手がつけられない状況になる可能性が高くなります。
誤報が多い場合に熱に変更するのがいいと思います。
③都市ガス・煙 複合型警報器
都市ガス・CO及び煙を感知する複合型警報器です。期限は設置から5年です。購入価格は、15000円程度です。
複合型警報器
値段は結構高いですが、都市ガスでガス警報器をリースしている場合は毎月350円程度かかっています。
350円×12カ月×5年=21000円
複合型警報器を購入する方が値段もお得な上に、煙も感知するのでおススメです。
住宅火災警報器 無線式連動
先ほどまでは、単独で鳴っていましたが、これから紹介するのは一つ鳴れば全体に鳴るシステムの警報器です。
- 家が大きい
- 2世帯住宅
- 家が隣同士
こんな場合におススメです。
④連動 警報器
親機と子機があり、どれか一つが感知するとすべての警報器が鳴る警報器です。親と子のセットで購入してください。
1個あたり5000円から8000円程度となっています。
住宅用火災警報器(連動型)
※ホーチキは親と子の区別はないみたいです。
⑤連動 補助警報器
火災を発見した警報器と連動して、強い光(フラッシュ)と大きな音で知らせるため、「警報音」が聞き取りづらい高齢者にも安心です!!
また、停電時に懐中電灯としても使用できます。
無線式連動補助警報装置
※気を付けてほしいのは、補助装置なので、これだけを購入しても感知しません!!
連動の感知器とセットで
単品だけ購入して、設定できなかった!って人もいるので購入する際は気をつけてください。
他にも、臭いが出るタイプ(臭気発生装置)や振動で知らせるタイプ(シルウォッチ)もあるので検討お願いします。
住宅用火災警報器の設置方法
住宅用火災警報器を購入したけど、設置がまだ・・・という方へ。
ドライバーとネジで簡単に設置できるので、適正な位置に設置をお願いします。
まとめ
おススメはこの無線式連動タイプの商品です。
住宅用火災警報器(連動型)
住宅用火災警報器は、住宅火災の逃げ遅れの死者を防ぐことを目的として条例化されました。設置率は80%を超えています。
しかし、現在1年間で住宅火災は約1万件発生しており、そのうち900名程度が火災で亡くなっています。
死者の大半は「逃げ遅れ」が原因であり、約7割が65歳以上の高齢者です。
未設置で逃げ遅れが大半ですが、設置していても逃げ遅れるケースもあります。
次に該当している部屋があれば設置したほうがいいと思います。
・ストーブの近くに可燃物を置いてある
・ストーブの熱で洗濯物を乾かしている
・タコ足配線
・タバコの灰皿を山盛りにしている部屋
住宅用火災警報器の設置場所は、寝室や階段となっている地域が多いです。
しかし、それだけでは死者が亡くならないのが現状です。
自分や大切な人の命を守るために、どこに設置すれば、逃げ遅れないか!もう一度考えてみてほしいです。