遺産相続
牧場を経営していた父親が亡くなった。
そして3人の息子たちに羊が相続されることとなった。
しかし、父親は迷惑な遺言状を残していた。
父親の遺言状
①長男が全体の\(\Large{\frac{1}{2}}\)
②次男が全体の\(\Large{\frac{1}{4}}\)
③三男が全体の\(\Large{\frac{1}{6}}\)
④羊は売るな!殺すな!
といった内容であった。
長男が羊の数を数えたところ、全部で11頭であった。
三人
11頭なら割りきれないじゃないか。。
三人は頭を悩ませた。遺言状には殺すな!と書いてあるため解体することもできない。
三人は何頭相続すればいいのだろうか??
ヒント
足りないなら、増やせばいい。
解答
長男が6頭、次男が3頭、三男が2頭とすればよい。
解説
この父親の遺言状は
\(\frac{1}{2}+\frac{1}{4}+\frac{1}{6}=\frac{11}{12}\)
と全体の合計が1より小さいことがそもそもの問題である。
そして、羊の数を12の倍数にすると、三人にわけることができる。
今11頭しかいないので、1頭買ってきて全体を12頭とする。
すると、
\(12×\frac{1}{2}=6\) 頭
\(12×\frac{1}{4}=3\) 頭
\(12×\frac{1}{6}=2\) 頭
となり、長男は6頭・次男は3頭・三男は2頭とわけることができる。