うるう年の問題
ユリウス・カエサルが、1年を365.25日とする太陽暦(ユリウス暦)を採用しました。これによって、4年に1度だけ366日となる、うるう年というのができました。
とても優秀なユリウス暦は長い間使われていましたが、この暦は128年で1日ズレが生じることがわかりました。
そこで、グレゴリウスがユリウス暦を以下のように改良しました。
- 西暦が400で割り切れる年は必ず、うるう年である
- 西暦が100で割り切れる年は原則として、うるう年ではない
- 西暦が4で割り切れる年は原則として、うるう年である
※なお、この条件が重複した場合は上の条件を優先しなければならない。
Q.西暦2000年はうるう年か?
Q.西暦2100年はうるう年か?
グレゴリオ暦について
夏のオリンピックが開催される年は、うるう年と呼ばれています。
その印象が強くて、
と答えてしまいますが、これは大体あっていますが、厳密には違うことになります!
先ほどの問題の西暦2100年は、夏のオリンピックが開催される周期ですが、うるう年ではないからです。
1年は実際には約365.2422日かけて地球は太陽の周りを公転していることに気付きました。
そこで1582年10月15日にローマ教皇グレゴリウス13世がユリウス暦を
- 西暦が400で割り切れる年は必ず、うるう年である
- 西暦が100で割り切れる年は原則として、うるう年ではない
- 西暦が4で割り切れる年は原則として、うるう年である
上記のように改良しました。この暦はグレゴリウスが改暦したことから、グレゴリオ暦と呼ばれています。
現在でも日本をはじめ世界各国でこの暦が用いられています。
豆知識
なぜ2月29日なのか?
古代ローマでユリウス暦がつくられたとき、1年のはじまりは3月1日からでした。なので、2月の末に1日増やして調整するようになりました。
うるう秒について
うるう秒はうるう年とは全く関係ありません。
最近では2017年1月1日にうるう秒がありました。通常ならば存在しない午前8時59分60秒が追加されたみたいです。
原子時計が発明され、今までより正確な時間が計れるようになったおかげで、地球の自転にはムラがあることがわかりました。
次回のうるう秒は、まだはっきりとわかりませんが、1月1日か7月1日に1秒追加するか減らすかしているそうです!
余談
来年2020年はうるう年です。そして7月には、夏のオリンピックが東京で開催されます!
世界のスーパーアスリート達を生で見られることができるかもしれないと思い、開会式やら1回戦やら決勝戦やら色々と申し込みしましたが見事に落選。。
まぁほとんどの人が当たらなかったみたいやし、しゃーないか。
と思いきや、妻が申し込めてなかった!!って。
そんなことあるん。。
まぁまだチャンスあるみたいやから、次は一緒に申し込みしよ。